CULTURE | 2026/08/28

街路灯に灯る、26人分のよそ者の視線

神宮前二丁目の路上ギャラリーで、26人の記録ノートを8月28日から展示

FINDERS編集部

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26人の視点が交差する参加型アートプロジェクト「Notes from Jinny」

同じ通りを歩いても、目に留まるものや心に残る景色は人によって違う。渋谷区神宮前二丁目の路上アートギャラリー「Jinny Street Gallery」は、その違いをそのまま作品にする参加型プロジェクト「Notes from Jinny」を2026年8月28日(金)から9月25日(金)まで開催する。

一般公募で集まった26名のアーティストやクリエイターが、それぞれ神宮前二丁目を自由に歩き、目にした風景やもの、思考の断片を専用のノート"Jinny Notebook"に記録した。路地に伸びる電線、店先でふと目に留まったささやかなもの、そこで交わした会話——同じ街から立ち上がる26通りの記録が、街路灯のケースを使ったギャラリーに一斉に並ぶ。

Jinny Street Galleryは、表参道や原宿の喧騒から少し離れた商店街「商和会」の一角にある。42個の街路灯ケースを展示空間に見立て、通りを歩く人がふと立ち止まり、日常のなかで自然にアートと出会う仕掛けをつくってきた。今回はそのケースが、26人分の"よそ者の視点"を街に返す場所になる。

Jinny Street Galleryでの展示風景
神宮前二丁目商店街を歩きながら、Jinny Street Galleryのアートを鑑賞する人たち ©Lukasz Palka

街の質感を写し取ったJinny Notebookと、開幕を彩るイベント

参加者に手渡される"Jinny Notebook"は、Jinny Street Galleryの街路灯ケースを思わせる縦長のフォルムで、表紙には神宮前二丁目の地図を活版印刷で施した。表紙上部の丸い窓からは、最初のページをのぞくことができる。

そのページに押されているのは、建物や路上、街路樹など神宮前二丁目のディテールに丸めた紙粘土を押し当てて質感を写し取り、スタンプとして刷り込んだテクスチャーだ。アーティストの手に渡る前から、ノートにはすでに街の一部が刻まれている。そこから先のページには、それぞれが歩いて見つけた風景や言葉が自由に重ねられていった。

8月29日(土)18:00からは、Jinny Street Gallery近くのアートバー「ニニニ・ニー」(東京都渋谷区神宮前2-3-23)でオープニングイベントを予定しており、トークイベントとともにドリンクやフードも用意される。詳細はJinny Street GalleryのInstagramで随時案内される予定だ。

日常のなかで見過ごしていた路地の質感や表情に、誰かの記録を通して気づかされる展示である。決まったルートで街を歩くことに慣れた人ほど、新鮮な発見があるはずだ。誰かのノートを手がかりに、自分だけの神宮前二丁目を探しに歩いてみてはいかがだろう。

イラストレータXinlin Wangによる「Notes from Jinny」にて展示されるJinny Notebook
「Notes From Jinny」の展示に参加するアーティストに手渡されるJinny Notebook

Notes from Jinny
会期:2026年8月28日(金)〜9月25日(金)

会場:Jinny Street Gallery(神宮前二丁目商店街「商和会」内/東京都渋谷区神宮前2-31-5)

オープニングイベント:2026年8月29日(土)18:00〜、ニニニ・ニー(東京都渋谷区神宮前2-3-23)

参加アーティスト:一般公募による26名

主催:Jinny Street Gallery Project

公式サイト
https://www.jinnystreetgallery.com/nfj