CULTURE | 2026/01/14

海・城・教会―異国情緒溢れる港町
九州国立博物館20周年特別展 「平戸モノ語り-松浦静山と熈の情熱-」 が開幕

江戸後期の平戸藩主 松浦静山と熈の情熱を辿る特別展が開幕

FINDERS編集部

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

藩主のまなざしが遺した“モノ”から、平戸の知と文化を読み解く

九州国立博物館は、開館20周年の最後を飾る特別展 「平戸モノ語り-松浦静山と熈の情熱-」  を2026年1月20日(火)に開幕する。会期は3月15日(日)まで。舞台は江戸後期の長崎・平戸である。本展は、平戸藩9代藩主である松浦静山、そしてその志を受け継いだ10代藩主・に焦点を当て、松浦家に伝来した多彩な資料を通して、知と情熱がどのように受け継がれてきたのかを描き出す構成となっている。

九州国立博物館開館20周年記念特別展「平戸モノ語り—松浦静山と熈の情熱—」記者発表

武家文化にとどまらず、学問や美術、異国文化への関心を示した静山の蒐集と眼差しは、平戸という土地の特性と重なりながら独自の文化を育んできた。その精神を次代へとつないだ熈の姿とともに、本展では“モノ”が語る歴史の厚みと、人の意思が文化を形成していく過程が静かに浮かび上がる。

鑑賞体験を支える音声ガイドは、九州国立博物館開館20周年応援大使を務める俳優・井上芳雄が担当する。落ち着いた語り口で作品背景や人物像を丁寧に解説し、来館者を 「平戸モノ語り」 の世界へと導く。記念展にふさわしい、深みのある鑑賞時間を提供する試みだ。

また、博物館レストラン 「太宰府 いい乃じ」 と 「九州国立博物館 Mカフェ」 では、平戸の文化や展示テーマに着想を得たコラボレーションメニューが期間限定で提供されるほか、物販においても、特定非営利活動法人セルプセンター福岡と連携し、障がいのある方々が展示から受けたインスピレーションをもとに制作したオリジナル商品を販売する。「観る」 だけでなく、ミュージアムの社会的な役割を拡張する取り組みとして注目される。

さらに、本展では九州国立博物館として初めて、高校生以下および18歳未満の観覧料が無料となる。次世代を担う若い世代に向け、貴重な文化財と出会う機会を広く開く。

開幕前日の1月19日(月)には記者内覧会が開催される予定で、展覧会に込めた意図や見どころをいち早く体感できる場となる。20年の節目を締めくくるにふさわしい内容と広がりを備えた特別展が、いよいよ幕を開ける。

音声ガイドを担当する九州国立博物館開館20周年応援大使を務める俳優・井上芳雄
太宰府いい乃じ/ヒラメ漬け丼御膳
九州国立博物館 Mカフェ/まるごと夏香ジュース
株式会社ハートフルかがやき/平戸モノ語り クリアファイル
アトリエみんなの色/平戸モノ語り コーヒーとクッキーのセット

松浦史料博物館開館70周年記念・九州国立博物館開館20周年記念
特別展 「平戸モノ語り-松浦静山と熈の情熱-」

会期:2026年1月20日(火)~3月15日(日)
観覧時間:午前9時30分~午後5時
※入館は閉館の30分前まで
※毎週金・土曜日は午後8時まで夜間開館
休館日:月曜日
※2月23日(月)は開館、2月24日(火)は休館
会場:九州国立博物館 3階 特別展示室
観覧料:一般 2,000円、大学生 1,200円 ※高校生以下・18歳未満無料
前売券販売期間:10月11日(土)~2026年1月19日(月)
当日券販売期間:2026年1月20日(火)~
主催:九州国立博物館/福岡県/西日本新聞社/TVQ九州放送/西日本新聞イベントサービス
共催:(公財)九州国立博物館振興財団
特別協力:公益財団法人松浦史料博物館、太宰府天満宮
後援:福岡市/太宰府市/太宰府市商工会/太宰府観光協会/佐賀新聞社/長崎新聞社/西日本鉄道
問合せ:050-5542-8600 (ハローダイヤル 9:00~20:00 年中無休)

公式サイト
https://www.kyuhaku.jp/