価格高騰・健康志向で “軽いごちそう” が定番化
物価高や健康意識の高まりを背景に、冬の家庭料理に求められる価値が変化している。外食を控える一方で、「家族で囲める特別感」 や、「気軽なごちそう」 を自宅で楽しみたいというニーズが強まり、鍋料理は改めて冬の主役として存在感を高めている。
こうした中、一般社団法人日本食鳥協会 が全国20~69歳の男女2,000名を対象に実施 (2025年10月調査) した 「鍋料理に関する意識調査」 から、従来の牛すき焼きに代わる新たな選択肢として、“鶏すきやき鍋” が 「軽やかなごちそう」 として支持を広げつつある実態が明らかになった。ヘルシーで続けやすく、家族みんなで楽しめる―。冬の食卓に求められる 「ヘルシー×ごちそう」 という二つの価値を同時に満たす存在として、鶏すきやきは新しい鍋文化として定着する可能性を秘めているという。
この冬に食べたい鍋の選択肢を見ると、すき焼きやしゃぶしゃぶといった伝統的なごちそう鍋は依然として根強い支持を集めている。一方で、豆乳鍋やトマト鍋、そして鶏すきやきといった軽やかさを意識した鍋も安定した支持層を獲得しており、特別感は欲しいが重すぎるのは避けたいという価値観が広がっていることが伺える。
家庭料理全体では、栄養バランスや健康性を重視する視点と、物価高を意識した現実的な選択が同時に存在しており、手軽な日常鍋と健康を意識したごちそう鍋という二層構造が浮かび上がる。その交差点に位置づけられる存在が、鶏すきやき鍋である。牛肉中心だったすき焼きのイメージに対し、鶏肉を用いることで脂質を抑えつつ、割下のコクと満足感を楽しめる点が、現代の家庭ニーズと重なっている。
鶏肉は、子どもから高齢者まで食べやすく、日常的に購入しやすい価格帯でありながら、高たんぱくでヘルシーという特性を持つ。調査結果からも、家族団らんの鍋としての安心感や、罪悪感の少ないごちそうとしての評価が高いことが明らかになった。もも肉やむね肉、手羽、つくねなど部位の幅が広く、家庭ごとにアレンジしやすい点も、続けやすさを後押ししている。
日本食鳥協会は今回の調査を通じて、「すき焼き=牛」 という固定観念を越え、鶏肉の魅力を活かした新しい家庭文化の可能性を提示する。軽やかでありながら満足感のある鶏すきやきは、物価高の時代における現実的な選択であると同時に、冬の食卓を豊かにする新定番として定着していくフェーズに入りつつあるといえるだろう。
本記事で紹介した 「鍋料理に関する意識調査」 は、一般社団法人日本食鳥協会の公式サイトで閲覧することができる。その他国産チキンの消費促進や食育推進、品質向上のための情報発信などを行っている。
一般社団法人日本食鳥協会 公式サイト
https://www.j-chicken.jp/