フードトラックで台湾13都市を巡り、日韓の料理人が現地食材と向き合う
台湾のテレビ局TVBSが制作するリアリティ番組『開火開伙』に、料理人・川越達也が日本チーム代表として出演する。対決する韓国チームを率いるのは人気シェフ・鄭智善(チョン・ジソン)で、両チームはそれぞれ1台のフードトラックとともに台湾各地を巡りながら、その土地の食材を使った料理で腕を競い合う内容だ。
撮影は17日間におよび、宜蘭、花蓮、台東、高雄、台南、台中、台北など全13都市を縦断した。スタジオでの調理とは異なり、移動と滞在を繰り返しながら、その日出会った食材と限られた調理環境の中でメニューを考え、現地の人々に料理を届けるという即興性の強い構成が特徴である。
番組は2026年8月29日(土)より台湾のTVBS 42チャンネルで放送が始まり、台視、緯來綜合台でも順次放送されるほか、Netflixをはじめとする複数の動画配信プラットフォームでも配信される。台湾発のコンテンツが、放送と配信を組み合わせて複数の国・地域の視聴者に同時に届けられる構成も見逃せない。
YouTubeでの再出発から、越境する料理対決へ―川越達也という料理人のいま
川越達也は、大阪・東京のフレンチやイタリアン、日本料理店で修業を重ね、2000年に「ティアラ・K・リストランテ」を開業した料理人である。ジャンルにとらわれない独自のスタイルを掲げ、数多くのテレビ番組にも出演してきた。近年は2024年7月にYouTubeチャンネル「川越シェフだよ。」を開設し、2025年1月には姉妹チャンネル「川越シェフだぜ。」も始動。家庭向けのレシピや、これまで培ってきた技術を自ら発信するスタイルへと軸足を移してきた。
そうした発信の延長線上にあるのが、今回の台湾発コンテンツへの参加だ。言葉も食材も調理環境も異なる土地で、頼れるのはこれまでの経験と感覚だけという状況は、単なるテレビ企画である以上に実践的な挑戦だといえる。川越氏は「言葉や文化が違っても、料理を作って、食べてもらって、そこで生まれる反応や笑顔を通して人とつながることができる」と振り返っており、料理という手段が言語や国境を越えて機能することを、あらためて確認する17日間だったようだ。
日本のタレントシェフが韓国の料理人と台湾発の番組で対決し、その模様がNetflixを含む複数の配信プラットフォームを通じて届けられるという構図は、コンテンツがひとつの国や言語圏に閉じずに作られる時代を映してもいる。ジャンルや肩書きにとらわれず活動を続けてきた川越シェフの新たな一面を、この機会に台湾発の映像で確認してみるのも面白い。
『開火開伙』
出演:川越達也、鄭智善、楊銘威、李玉璽、Dora 謝雨芝 ほか
放送(TVBS 42チャンネル):2026年8月29日(土)〜 毎週土曜日20:00〜
放送(台視):2026年8月30日(日)〜 毎週日曜日22:00〜
放送(緯來綜合台):2026年9月11日(金)〜 毎週金曜日21:00〜
配信(Netflix/中華電信MOD/Hami Video影劇館+/LINE TV/CATCHPLAY+/SingtelTV劇樂酷):2026年8月29日(土)〜 毎週土曜日22:00〜
公式サイト
https://www.ttv.com.tw/drama26/Chefonfire/default.asp