都市から60分、里山の時間に年間6万人が集まった一年
千葉県富津市の里山にあるサウナ&グランピング施設「SATOYAMA TERRACE(サトヤマテラス)」が、2025年8月8日の開業から1年を迎えた。都市部から車で約60分。決して遠くはない距離にありながら、木々のざわめきや水、風、季節の景色に包まれた里山の時間が流れる場所として、開業からの1年間で約6万人が訪れ、現在も月5,000人以上が足を運ぶ施設に育っている。
訪れる目的は人それぞれである。サウナを目的に訪れる人もいれば、グランピングやアウトドア、建築・空間デザインに惹かれて訪れる人、友人との時間を楽しみに来る人もいる。しかし実際に滞在すると、当初の目的だけでは終わらない。汗を流し、富津の天然水を使った水風呂に浸かり、風や季節の景色を感じ、食を楽しみながら過ごすうちに、いくつもの魅力が重なり合い、一つの体験として立ち上がっていく。
「サウナがよかった」ではなく「ここで過ごす時間そのものがよかった」——多くの来訪者が口にするというこの感覚こそが、SATOYAMA TERRACEが提案してきた“日常の延長線上にある非日常”の正体であり、遠方への旅行に代わる新しい休日の選択肢として、都市生活者の支持を集めてきた理由だと言えるだろう。
土地の力を活かす設計と、育てる里山という視点
SATOYAMA TERRACEの特徴は、自然を楽しむことと快適に過ごすことを両立させた設計にある。木々に囲まれたサウナで汗を流し、富津の天然水を使った水風呂へ。外気浴では風や季節の景色を感じられる一方、建築や空間そのものにもこだわり、日帰りのサウナ利用から、グランピングでの宿泊まで心地よく過ごせる環境を整えている。
この評価は数字にも表れている。開業から3カ月後の2025年11月には、全国12,000以上のサウナ施設の中から選ばれる「SAUNACHELIN(サウナシュラン)2025」で全国4位に選出された。
施設は、もともとの土地の形状や土中の水脈をできる限り活かし、風向や風速のデータをもとに自然な風の通り道となるよう設計されている。開業後も月1〜2回、スタッフや関係者による里山再生活動が続けられており、池や小川の整備、植栽、ハーブの栽培などを通じて、この一年で蛍が姿を見せるまでに環境が育ってきたという。人が自然を楽しむだけでなく、人と自然がともに豊かになっていく。それが、この場所が目指す姿である。
1年間の感謝を込め、SATOYAMA TERRACEは2026年9月7日(月)から11日(金)までの5日間、テーマ「水と風をあじわう」を掲げたアニバーサリーイベントを開催する。期間中は、山サウナでの野草・ハーブロウリュ、滝サウナでの野草のヴィヒタ、野草を使った水風呂など、里山の香りに包まれる特別なサウナ体験が用意される。
会場では「水と風」をテーマにしたアウフグースのほか、1回330円(税込)でハズレなしの1周年記念くじ引きも実施され、参加者全員に新作オリジナルステッカーが贈られる。通常の約2倍の量で提供される期間限定の「房総キングオロポ」には、サウナ王ステッカーが付く。
サウナや自然を楽しむだけでなく、土地を育てる姿勢まで含めて評価されてきたSATOYAMA TERRACEにとって、この5日間は一年の歩みを振り返り、次の一年への感謝を伝える節目となる。都市の喧騒から離れ、里山で過ごす特別な時間を味わいたい人は、この機会に足を運んでみてはいかがだろう。
SATOYAMA TERRACE(サトヤマテラス)
千葉県富津市田原898-1
館山自動車道 富津中央ICより約15分、JR内房線 上総湊駅 よりバスで 六野 下車、徒歩約17分
https://satoyama-terrace.com/