レストランでの特別会席から清所門前の観月へ、二部構成で辿る一夜
京都御所に隣接する京都御苑で、平安貴族が愛でた月見の宴を一夜だけ追体験できる特別企画が始まる。運営するのは、京都御苑内のレストラン「京都御苑 中立売御門 檜垣」。2026年9月25日(金)、特別会席とともに、普段は立ち入ることのできない京都御所「清所門」前の特設エリアで琴の音色を聴きながら月を眺める、完全予約制・15組30名限定のディナーイベントを初開催する。
イベントは二部構成で進行する。第一部は17時30分の受付後、18時からレストラン店内で、秋の味覚を取り入れた特別会席をゆっくりと味わう時間だ。鮑の柔か煮と胡麻豆腐に始まり、秋鱧の椀物、旬の造り三種盛り、黒毛和牛肉のすき焼き風など、季節感のある品々が並ぶ。
19時15分になると、係員の誘導のもと、静寂に包まれた京都御苑の苑内を徒歩で移動する。19時30分から始まる第二部「お月見の宴」では、京都御所「清所門」前の特設エリアで琴の音色に耳を傾けながら、月見団子や季節果実を使った特製デザートとともに秋の夜空を見上げる。20時に閉会となる、約2時間半の体験である。雨天時は第二部もレストラン店内で実施され、琴の演奏と月見デザートは変わらず提供される。
平安貴族が愛でた中秋の名月を、京都御苑という舞台で追体験する
中秋の名月は、平安時代に宮中で広まったとされる秋の年中行事である。貴族たちは管弦の遊びや詩歌とともに月を愛で、季節の移ろいを楽しんだ。今回の催しは、その文化を現代の食体験として再構成し、かつて政治と文化の中心地であった京都御苑という場所そのものを舞台にしている点に意味がある。
会場となる「京都御苑 中立売御門 檜垣」は、バリューマネジメント株式会社が兵庫県の茶舗・株式会社放香堂と業務提携して運営するレストランで、京都御苑内の無料休憩所「中立売休憩所」内に位置する。2026年5月の開店以来、和食ランチに加えて朝食提供や夜間営業、曜日限定のビアテラスなど、時間帯や季節に応じた新しい愉しみ方を提案してきた。今回の観月企画は、その延長線上に位置づけられる一夜限りの特別編である。
料理には、鮑や秋鱧、旬の造りに加え、黒毛和牛肉のすき焼き風など、京都の秋の味覚がふんだんに盛り込まれる。価格は18,000円(税込)で、定員は15組30名。完全予約制のため、公式サイトから事前の申し込みが必要となる。
京都という土地に根付く年中行事を、その舞台となった場所で追体験できる機会は多くない。観光としてではなく、一夜の物語として京都の秋を過ごしたい人は、早めに予約状況を確認しておきたい。
中秋の名月 特別ディナーとお月見の宴
開催日:2026年9月25日(金)
時間:18:00〜20:00(受付17:30)
会場:[第一部]京都御苑 中立売御門 檜垣 レストラン内
[第二部]京都御所「清所門」前 特設屋外エリア
利用形態:完全予約制
料金:18,000円(税込)
定員:15組30名
公式サイト
https://www.tablecheck.com/ja/kyotogyoen-nakadachiuri-higaki/reserve/experience/6a70896974184f2d40f1a004