日本唯一かつ最大級の空間デザインアワードが8回目の開催へ
JCD (一般社団法人日本商環境デザイン協会) と DSA (一般社団法人日本空間デザイン協会) が共同主催する 「日本空間デザイン賞 2026」 の応募受付が、2026年3月30日(月)に始まる。締め切りは5月14日(木)23時、日本時間での受付となる。
2019年に始まった日本空間デザイン賞は、今年で8回目を迎える。国内外の優秀なデザイナーと卓越したデザイン作品を発掘し、評価することを目的とした、日本で唯一かつ最大級の空間デザインアワードである。空間デザインの可能性を広く社会に伝え、日本から世界へ発信していく場として位置づけられている。
応募対象は、エキシビジョン・イベント空間、企業プロモーション空間、ワークプレイス空間、ショーウインドウ・アート空間、エンターテイメント空間、文化交流空間、ショップ空間、食空間、サービス・ホスピタリティー空間、複合商業施設空間、公共施設・コミュニティー空間、住・生活空間の全12ジャンル。2025年3月1日から2026年4月30日までに実現している作品が対象となる。
賞の体系も幅広い。一次審査通過作にあたる 「Longlist」、最終審査進出作の 「Shortlist」 に加え、各ジャンルから金賞、銀賞、銅賞を選出。さらに金賞作品の中から、グランプリにあたる 「KUKAN OF THE YEAR 2026」 が選ばれる。加えて、最終審査員が独自の視点で選ぶ 「審査員特別賞」、社会的・経済的視点を踏まえて選定される 「日本経済新聞社賞」、Longlist以上にノミネートされた35歳未満の応募者を対象とする 「ヤングタレント賞」 も設けられている。
今年も注目されるのが、ドイツの iF International Forum Design GmbH が運営する 「iF Design Award」 とのパートナーシップだ。日本空間デザイン賞は2021年から連携を継続しており、2026年度も締結予定となっている。正式発表は後日となるが、Shortlist受賞者には iF Design Award 2027 の応募登録費用免除やプレセレクション免除といった特典が予定されており、最終審査へファイナリストとして参加できる可能性が開かれる。
最終審査員には、武井祥平氏、中村拓志氏、成瀬友梨氏、太刀川英輔氏、平綿久晃氏、齋藤精一氏、グエナエル ニコラ氏、大西亮氏らが名を連ねる。審査委員長はDSA会長であり株式会社丹青社の空間プロデューサーでもある出原秀仁氏、審査副委員長はJCD理事長でデジンズ ジェーピー株式会社代表取締役の窪田茂氏が務める。追加の審査員も今後発表される予定だ。
あわせて公開された2025年度の 「KUKAN OF THE YEAR」 受賞作には、大阪・関西万博 「EARTH MART」、「和光 本店地階 アーツアンドカルチャー」、「美郷町カヌー艇庫 カヌーパークみさと カヌーレIMAI」 の3作品が並ぶ。アワードが見つめているのが、単なる意匠や演出にとどまらず、社会との接点を持つ空間そのものであることがうかがえる。
応募は専用ウェブサイトから受け付ける。募集要項や応募ガイドの詳細は、3月中に公式サイトで公開予定だ。空間を通じて社会に何を届けるのか。その問いを持つデザイナーや事業者にとって、今年も大きな発表の場になりそうだ。
受賞者:小山 薫堂 / オレンジ・アンド・パートナーズ、大西 亮 / 乃村工藝社 nora
写真クレジット: ナカサアンドパートナーズ 河野 政人
受賞者: 武蔵 淳 / 和光、新素材研究所
写真クレジット: 加藤 純平
受賞者: 中本 剛志、田中 裕一 / STUDIO YY
写真クレジット: 野津 研一
日本空間デザイン賞 2026 公式サイト
https://kukan.design/