BUSINESS | 2025/11/27

フラッグが“映像デバイス”に!
MPLUSPLUSが自社開発プロダクト 「LED VISION FLAG」 の販売を開始

直感操作ソフトと堅牢ハードで現場運用を最適化

FINDERS編集部

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世界的イベントで実績を重ねたフラッグ型LEDデバイスがついに販売モデルとして登場

テクノロジーでエンターテインメント表現を更新し続けてきたMPLUSPLUSが、創業以来初となる自社開発プロダクトの販売を開始する。第1弾となる 「LED VISION FLAG」 は、旗の両面をLED化し、ロゴや文字、ナンバリング、カウントダウンなど多様な映像表現を可能にした次世代パフォーマンスアイテムである。直感的に操作できる専用ソフトウェアと、現場向けに設計された堅牢なハードウェアを組み合わせ、プロスポーツや大型イベントで求められる複雑な演出にも対応できる運用性を備えている。

LED VISION FLAG Now Available for Purchase

LED VISION FLAGは2019年の登場以降、国内外のプロスポーツチームや国際的イベントでの使用実績を重ねてきた。F1ラスベガスGP(2023) 開幕式では100本を同期させた大規模演出を実施し、チーム名やチェッカーフラッグが夜景と一体化する光景をつくり出した。「America’s Got Talent 2022」 でのパフォーマンスではセミファイナリストにも選出され、光・映像・身体表現を融合したスタイルが広く注目を集めた。さらに近年は、BeyonceワールドツアーでANREALAGEと共同し、LEDテキスタイルおよび無線制御システムを担うなど、ファッション×テクノロジー領域にも活動を広げている。

今回販売されるモデルでは、約3,200個のLEDを搭載し、重量バランスや耐久性を最適化。振り付けや動きに対応した柔軟な設計となっている。旗単体での表示に加え、複数本を同期させて横一列に映像を流す表現も可能だ。ソフトウェアはキューシート操作やスペースキーでの番号順表示など、現場での即応性を高めるUIを採用している。無線機は混線リスクの低い周波数帯に切り替え、より高い信頼性を確保した。ハード・ソフト双方のチューニングにより、日本・北米・EUいずれの地域にも対応する。

先行導入では、国内外のプロスポーツ4チームが通年運用を実施している。限られた時間枠での演出実行と即時撤収が求められる環境において、再現性や堅牢性、運用のわかりやすさが評価されているという。MPLUSPLUSが販売に踏み切った背景には、LEDの耐久性向上、軽量で高出力なバッテリーの普及、無線技術の安定化といった技術的条件の変化がある。従来は受託演出として現場オペレーションまで同社が担ってきたが、自走運用が可能な環境が整ったことで、プロダクトとしての提供が実現した。

今後はLED VISION FLAGに続き、既存製品の販売モデル化や新製品開発も進行しているという。第2弾以降のラインアップは順次発表予定だ。

MPLUSPLUSが掲げる 「Technology To The Next Stage」 は、舞台全体をテクノロジーによって“更新”していく思想である。映像が出力されるフラッグ、無限回転に対応したリボン、空中で光るスクリーンなど、同社が生み出してきたプロダクトは、従来の演出機材の概念を拡張し、現場が扱える“表現の幅”を広げてきた。今回の販売開始は、その技術をより多くの環境へ届けるための大きな一歩となる。


LED VISION FLAG
販売対象:法人 (プロスポーツチーム/スタジアム/アリーナ/テーマパーク/商業施設 他)
提供形態:構成・数量・カスタマイズに応じた個別見積
※初期トレーニングや保守契約をオプション対応

プロダクトページ
https://mplpl.com/projects/2024-11-22-00 

公式サイト
https://www.mplpl.com/

Instagram
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