90秒のAIショートフィルム40本が、劇場の大スクリーンに集結する
SNSのタイムラインを流れていくだけだったAI生成映像に、映画館という新しい居場所ができる。生成AI映像フェス「AIgekijo2026」が2026年9月20日(日)、ユナイテッド・シネマ お台場(アクアシティお台場内)で開催される。主催はBenevo株式会社で、全国のクリエイターから公募した「90秒以内」のAIショートフィルム40本を、劇場の大スクリーンと本格音響で上映するイベントである。
上映作品のジャンルは幅広く、実写映画さながらの重厚な人間ドラマから、SF、ファンタジー、アニメーション、ミュージックビデオまでが集まっている。スマートフォンの小さな画面では気づきにくい質感の細部や光のグラデーション、劇場の音響だからこそ伝わる息づかいを体感できる点が、この上映会の狙いである。
2025年に開催された初回は約170名が来場し満席となった。今回はその熱量を引き継ぎながら、会場を本格的な映画館であるユナイテッド・シネマ お台場へと移し、規模を拡大した2回目の開催となる。
会場にはICO、AI様の下僕、AI FREAK、AIたろう、たなか、とうや、YUUUKI、来夢ライトといった、SNSやメディアで注目を集める第一線のクリエイターがゲストとして登壇する。自身の作品を大スクリーンで上映するだけでなく、来場者と直接言葉を交わす交流セッションも用意されている。
「どうやって作ったのか」という制作の裏話や、「なぜこの表現を選んだのか」という作品への想いを、画面越しではなく本人の声で聞ける機会は、AI映像づくりに関心を持つ人にとって得がたい時間になるはずだ。
同時開催される「AI CM COMPETITION 2026」は、aicrew株式会社の企業CMをテーマにした15秒のAIコマーシャルを競うコンペティションである。単なる映像美だけでなく、企画力や演出、音楽とAIの組み合わせが問われ、広告やプロモーションの実務領域で生成AI動画がどこまで通用するかを見極める場ともなっている。
主催者は、AI動画がこの1〜2年で急速に進化した一方で、大切なのは技術そのものではなく観客の心が動くかどうかだと述べている。90秒という制約の中にクリエイターの試行錯誤を凝縮し、タイムラインで流れていく動画ではなく、暗闇の中でひとつの作品としてスクリーンに並べる体験をつくりたいという思いが、今回の開催につながっている。
AI映像を「技術」としてではなく「ひとつの作品」として味わいたい人にとって、劇場の椅子に腰掛けて見知らぬ誰かと同じ物語を見つめる時間は、新鮮な体験になるはずだ。チケットや詳細は公式サイトで確認しておきたい。
AIgekijo2026
開催日:2026年9月20日(日)
時間:10:30〜17:00(開場9:50)
会場:ユナイテッド・シネマ お台場(アクアシティお台場内)
主催:Benevo株式会社
チケット
https://aigekijo2026.peatix.com/
公式サイト
https://www.aigekijo2026.com/