EVENT | 2026/09/15

国境を越えて、一本のサケに宿る。
男鹿発、アジアを醸すという挑戦

大丸東京店で9月16日〜29日、新商品「ASIAN WISDOM」と限定コラボ酒を発売

FINDERS編集部

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アジア5つの国と地域の素材を一本に重ねた新商品「ASIAN WISDOM」

日本の唐花草、韓国の朝鮮五味子、中国の桂花茶、台湾の紅玉紅茶、インドネシアのクローブ——。アジア5つの国と地域を象徴する素材を、日本の酒造りという一つの技術の上に重ね合わせるという挑戦が、2026年9月16日(水)から9月29日(火)まで、東京・丸の内の大丸東京店で形になる。

仕掛けるのは、秋田県男鹿市でクラフトサケ醸造所を営む稲とアガベ株式会社だ。大丸東京店1階SVPイベントスペースで開くポップアップストア「稲とアガベ POP UP STORE 新たな文化を創造する」では、同社最高級と位置づける新商品「ASIAN WISDOM(アジアンウィズダム)」を1,000本限定で発売する。会場の空間デザインはwood you like companyが手がけている。

「アジアの美とは何か」という問いから生まれたこの一本は、異なる文化を受け入れながら独自の解釈を加え、新しいものへと育てていくアジアの創造性そのものを表現しようとする試みである。日本の酒造りを土台にしながらも、日本一国では完結しない「アジア酒」という新しいジャンルを提示している点が興味深い。720mlで税抜15,000円という価格も、同社にとって特別な一本であることを物語っている。

アーティストと男鹿の店がラベルを手がけた「交酒 花風」、酒を『地域メディア』にする挑戦

会場ではもう一つの主役として、稲とアガベを代表するクラフトサケ「交酒 花風(こうしゅ はなかぜ)」の限定ラベル全7種が並ぶ。ラベルを手がけるのは、アーティストの雪下まゆ氏、博多人形師の中村弘峰氏、インドネシアのデザインスタジオSatuCollective®という、国内外で活躍する3組だ。

残る4種は、稲とアガベが拠点を置く男鹿の店舗とのコラボレーションである。行列のできるラーメン店「おがや」、酒粕を生かした「発酵マヨ」で知られる食品加工所「SANABURI FACTORY」、地元で親しまれるビストロまち中華「マッチャイナ」、2026年4月開業のピザ店「PZ」——男鹿で生まれたばかりの店の名前が、そのままラベルとなって東京へ運ばれる格好だ。

稲とアガベは自社を単なる酒蔵ではなく『地域メディア』と位置づけ、酒をきっかけに男鹿という土地へ関心を向けてもらうことを目指してきた。創業から5年で、飲食店や食品加工所、サウナ付きホテル、蒸留所、スナックまで手がけるようになった歩みは、一つの醸造所が地域の風景を少しずつ塗り替えてきた記録でもある。代表取締役の岡住修兵氏は「この企画を成功させられるかどうかで、クラフトサケの未来が変わる」と語っており、丸の内での2週間には、地方発の小さな挑戦を次の舞台へ押し上げる覚悟がにじむ。

日本酒でも洋酒でもない新しいお酒の文化に触れてみたい人、あるいは地方から生まれる挑戦に関心がある人にとって、9月16日から29日までの2週間は、その最前線を味わう好機になるはずだ。


稲とアガベ POP UP STORE 新たな文化を創造する
開催期間:2026年9月16日(水)〜9月29日(火)

開催時間:10:00〜20:00

開催場所:大丸東京店 1階SVPイベントスペース

所在地:東京都千代田区丸の内1丁目9-1

注目商品:ASIAN WISDOM(アジアンウィズダム)/720ml 15,000円(税抜)・1,000本限定、交酒 花風(全7種)/720ml 2,750円〜3,300円(税込)


公式サイト
https://inetoagave.com/