使うほど深まる鞄と、紅葉に染まる宮島の風景が重なる特別な展示
経年変化を楽しむ鞄と、紅葉に染まる宮島の風景。この秋、その両方に触れられる特別な時間が、広島・宮島口のホテルで始まる。
2026年10月3日(土)から12月27日(日)まで、「HOTEL FORK & KNIFE Miyajima」内のショップ「ref. Miyajima」にて、吉田カバンのライン「L.L.(ラゲッジレーベル)」にフォーカスした特別展示「安芸の宮島、宿と鞄 L.L. Exhibition — 柿渋・藍・竹、三つの素材をめぐる展示」が開催される。主催は、ホテルを運営する霞ヶ関キャピタルグループのFHG hotels株式会社と、株式会社GREENINGである。
1935年の創業以来、鞄を通じて日本のものづくりと向き合い続けてきた吉田カバン。「L.L.」は、日本に古くから伝わるものづくりの文化や先人の知恵と工夫を学びながら、"温故知新"をテーマに作られたプロダクトラインである。本展示は、その中でも柿渋・藍・竹という日本古来の素材と染めの文化に着目する。
素材の持つ色や風合い、職人の手仕事が生み出す表情、そして使い手の時間とともに変化していく姿。紅葉が深まる宮島の秋の風景と重ね合わせながら、受け継がれてきた日本の素材と現代のものづくりが交わる時間を届ける狙いがある。
展示は期間ごとに内容を入れ替え、三つのシリーズを順に紹介する構成だ。最初の「L.L. 柿渋『OLDNEW』」(2026年10月3日(土)〜10月29日(木))は、日本最古の天然染料のひとつとされる柿渋の深みある色合いと経年変化に着目したシリーズである。
続く「L.L. 藍染『TRUE BLUE』」(10月31日(土)〜11月25日(水))は、人類最古の染料と呼ばれる藍を用い、使い込むほどに変化する濃く深い藍色の表情を紹介する。最後の「L.L. 竹『FILAMENT』」(11月27日(金)〜12月27日(日))では、竹取物語の時代から日本人の生活に寄り添ってきた竹という素材と、鞄という道具の融合を見ることができる。各商品の販売は、それぞれの展示期間中に限られる。
ホテル内のショップ「ref. Miyajima」では、展示に合わせてL.L.のプロダクトを販売する。さらに今回の展示にあわせ、吉田カバンの旗艦店と「ref. Miyajima」の限られた店舗でのみ販売される限定アイテムも展開される予定である。展示を通して素材やものづくりの背景に触れ、実際に手に取り、旅の記憶として持ち帰る。そうした体験を届ける狙いがある。
展示初日の10月3日(土)16:00〜17:00には、吉田カバンの取締役開発本部長であり「L.L.」のブランドディレクターを務める松原賢一郎氏と、「ref. Miyajima」をキュレーションする中本健吾氏によるオープニングトークセッションが開催される(参加費無料)。ものづくりの思想や素材との向き合い方、伝統技法を現代のプロダクトへつなぐ取り組み、そして旅と鞄の関係について語られる予定だ。
展示だけでなく、宿泊と食事も含めた宮島の旅の時間
HOTEL FORK & KNIFE Miyajimaは、世界遺産・厳島神社を望む広島・宮島口に2026年3月に開業した34室のホテルである。数寄屋建築の名匠のもとで研鑽を積んだ建築家・佐野文彦が手がけた空間で、山から海へと連なる広島の風土を薪火で表現するローカルガストロノミーを展開する。最上階には宮島の景色に包まれる天然温泉とサウナを備え、館内には「繋泊」をコンセプトにしたアート作品が展示されている。
展示にあわせて宿泊や夕食の予約も可能で、いずれも3日前までの予約が必要である。宮島の秋を歩き、土地の文化に触れ、ホテルで展示を眺めながら広島の食材を使った夕食を味わい、ゆっくりと一夜を過ごす。日帰り観光では味わえない、宮島で過ごす時間そのものを旅の目的にできる企画である。
日本の素材とものづくりの時間に触れながら過ごす一夜は、紅葉の季節に静かな滞在を求める人にとって、この秋の旅先の候補に加えてみたい体験である。
安芸の宮島、宿と鞄 L.L. Exhibition — 柿渋・藍・竹、三つの素材をめぐる展示
期間:2026年10月3日(土)〜12月27日(日)
会場:HOTEL FORK & KNIFE Miyajima「ref. Miyajima」
住所:広島県廿日市市宮島口3丁目3-15
アクセス:JR山陽本線「宮島口駅」より徒歩約7分
主催:FHG hotels株式会社、株式会社GREENING
公式サイト
https://hotelforkandknife.com/