LIFE STYLE | 2026/09/14

「森が一夜だけ食卓になる。」
きのこ狩りとブナ林を巡る野沢温泉montの収穫祭

野沢温泉「mont」が10月17日から1泊2日、秋の森で15名限定のロングテーブルを開催

FINDERS編集部

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きのこ狩りから始まる、森の中の一夜限りのロングテーブル

きのこ狩りで見つけた恵みを、その日のうちに薪火で仕上げ、森の中に設えられた特等席で味わう。そんな1泊2日の食体験ができる。長野県・野沢温泉村のホテル&レストラン「mont」が、2026年10月17日(土)から18日(日)にかけて、定員15名限定の滞在型ダイニング「mont HARVEST LONG TABLE」を開催する。

プログラムは1日目、地元の人と歩く秋の森でのきのこ狩りから始まる。夕方には森の中にある「ツリーキャンプ」へ移り、この日のためだけに設えられた15席のロングテーブルで、薪火のコースディナーを味わう。食後は焚き火を囲みながら夜を過ごし、montへ戻ってからは13カ所ある野沢温泉の外湯めぐりや、館内BARでの地酒も楽しめる。

2日目は、montでの薪火朝食を挟んでブナ林でのトレッキングに向かう。雨や雪が長い時間をかけて水となり、土地の食を育てていく水の循環を、実際に歩きながらたどっていく構成である。前日の食卓で味わった恵みの背景にある森へ足を運ぶことで、「食べる」だけでは見えてこない、土地と食のつながりを体感する時間になる。

木・火・土・金・水、五つの要素で紡ぐ薪火の全6品

夕食のコースを手がけるのは、mont restaurant料理長の寺島惇である。六本木「le sputnik」の髙橋雄二郎氏や和歌山「Hotel de Yoshino」の手島純也氏に師事し、フランス留学を経て代々木公園の「PATH」で料理長を務めたのち、野沢温泉村のmontへ料理長として就任した経歴を持つ。

今回のコースは、自然界を構成する木・火・土・金・水という五つの要素をテーマに、全6品で構成される。湧水が育む淡水魚や野菜を主役にした一皿から始まり、森のきのこやボタニカルの香りを生かした一皿、薪火で野菜や魚、肉を仕上げ炎の香りと旨みを引き出す一皿、この土地に根を張った野菜を使う一皿、新米など秋ならではの収穫を生かす一皿と続き、最後はmontの名を冠したデザート「mont blanc」で締めくくられる。

寺島は「厨房ではなく森という場所で火を扱うのは、いつもとは違う難しさと面白さがある。木々の匂い、湿った土、その日森で出会ったきのこ——森そのものが食材庫であり、調理場にもなる」と語る。厨房の外に飛び出した薪火料理は、素材と土地が持つ物語をそのまま皿にのせる試みだといえる。

冬だけではない野沢温泉、自然の循環を味わう理由

野沢温泉村は、国内外から多くのスキーヤーやスノーボーダーが訪れる、日本有数のスノーリゾートとして知られている。しかし、この土地の魅力は冬だけにとどまらない。冬に降り積もった雪は春に雪解け水となって山や里を潤し、夏には山々が深い緑をたたえ、秋には森が色づいてきのこや野菜、新米などの恵みが旬を迎える。

montは、館内にあえて温泉を設けず、徒歩圏内に点在する野沢温泉の外湯を利用する運営方針をとっている。ホテルの中だけで完結させず、土地そのものを体験してもらうという考え方は、今回の「HARVEST LONG TABLE」にも通じている。森を歩き、火を囲み、一つの長い食卓を囲むという時間は、料理と自然、そして人の営みを一つにつなぐ試みである。

都会の喧騒を離れ、森と火と水がつながる秋の恵みをまるごと味わいたい人にとって、定員15名というこの1泊2日は貴重な機会になるだろう。参加を検討する場合は、早めに公式サイトで空き状況を確認しておきたい。


mont HARVEST LONG TABLE
開催日:2026年10月17日(土)〜18日(日)(1泊2日)

集合:2026年10月17日(土)10:30/mont

終了予定:2026年10月18日(日)14:00

定員:15名限定

参加費:大人40,000円(税込)、子供9,000円(税込)

宿泊料金:1名14,000円(税込)〜(参加費とは別途)

会場:mont、野沢温泉の森、ツリーキャンプ(野沢グリーンフィールド)、ブナ林ほか

主催:mont(株式会社野沢温泉企画)


公式サイト
https://mont-nozawaonsen.com/harvest-long-table/