46回目を迎える若手IT人材の登竜門、コード生成AIの利用方針も明確化
若手プログラマーやクリエイターを対象とした 「U-22プログラミング・コンテスト2025」 が、7月1日より応募受付を開始した。1980年に始まったこのコンテストは今年で46回目を迎え、通算では数多くの若者が本コンテストを通じてスキルと創造性を社会に示してきた。
今年の注目点は、生成系AIの利用に対する新たなスタンスだ。審査委員会による事前協議の結果、コード生成AIの活用自体は問題ないとされ、むしろ独創性や新しい使い方、高度な実装スキルが評価対象として加点されることが決まった。一方で、プロンプトの設計やコードの整理が不十分である場合は減点となる。つまり、単なるAI依存ではなく、それを使いこなす人間のスキルが問われるコンテストへと進化している。
この流れは、AIが人の創造力を補完する存在から、共創のパートナーへと移行しつつある現在のテクノロジー観を反映している。デジタル人材に求められる力が変わっていく中で、本コンテストはその変化を若者自身が実感できる実践の場となる。
また、コンテストに併催される 「第4回U-22キービジュアルコンテスト」 も同時に募集開始された。こちらは同世代の目線で視覚的にコンテストの魅力を伝えるもので、優秀作品は来年の公式ビジュアルとして採用される予定だ。
参加資格も柔軟に拡大されており、22歳以下であれば社会人やフリーターも参加可能。学生であれば28歳以下まで応募できるため、大学院生や多様なキャリアを持つ若者にとっても挑戦のチャンスが開かれている。
最終審査は11月30日に実施され、オンラインでも一般視聴が可能となる。視聴URLは公式サイトで後日発表予定だ。社会のあらゆる分野でデジタルと創造力が求められる今、若き開発者たちの発想力と情熱に注目したい。
U-22プログラミング・コンテスト2025
応募期間:2025年7月1日(火)~8月29日(金)
応募資格:22歳以下、または学生であれば28歳以下
最終審査会:2025年11月30日(日)
応募方法:https://u22procon.com/apply/
Discord応募者コミュニティ:https://u22-procon-discord.ishikari-dc.jp/join?role=1217992563085152376&token=5Yuu3rKQC@n5k8e-XXYiSFnZds95BHWi7m
第4回 U-22キービジュアルコンテスト
応募期間:2025年7月1日(火)~8月29日(金)
優秀賞発表:2025年11月30日(日)
応募方法:https://u22procon.com/keyvisual/entry/
公式サイト:https://u22procon.com/
主催:U-22プログラミング・コンテスト実行委員会
運営:一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)