役目を終えた電車広告のGORE-TEX素材が、参加者の手でスタッフサックに生まれ変わる
電車の窓上や壁面で見かける広告は、掲出期間が終われば多くが処分される。その「役目を終えた」素材が、参加者自身の手で日常使いのバッグへと生まれ変わる――そんな体験を提供したワークショップが、2026年9月5日(土)・6日(日)の2日間、アークテリクス池袋東武ブランドストアで開催された。主催はアメアスポーツジャパン株式会社 アークテリクスで、企画・運営はサステナブルなクリエイティブコミュニティ「NewMake」(運営:株式会社STORY&Co.)が担った。
使用したのは、アークテリクス新宿ブランドストアのオープンに合わせて電車内の窓上広告として展開されていたGORE-TEX素材である。広告としての役割を終えた素材を廃棄するのではなく、人の手で新しいアイテムへとつくり変え、参加者自身が日常の中で使い続けていく。そうした一連の体験を通じて、アークテリクスが製品のケア・リペア・再生・アップサイクルを通じてライフサイクルを循環させる取り組み「ReBIRD™」の考え方に触れてもらうことを狙った企画である。
制作したスタッフサックは、電車内の窓上広告として使われていたGORE-TEX素材のサイズをそのまま生かして設計されている。素材をカットせず、広告としてすでに持っていた形をそのまま活用することで、制作過程でも残布をできるだけ出さない工夫が凝らされている点が特徴だ。
参加者は、異なるデザインの3種類のGORE-TEX素材から好みのものを選び、さらに色とりどりのベルトとバックルの組み合わせから自分だけの一つを組み立てた。生地とベルトの組み合わせによって仕上がりが変わるため、素材を選ぶ段階からミシンで縫い上げるまでの工程を、参加者それぞれが手を動かして体験することになる。なお、ミシンの取り扱いにはブラザー販売株式会社が協力した。
ワークショップ終了後のアンケートでは、満足度について「とても満足」という回答が得られたほか、「物を修理したり、作り変えたりして長く使いたい」「捨てる前に『直せないか・活かせないか』を考えたい」といった声が寄せられたという。
完成したものを持ち帰るだけでなく、自らの手で素材を選び、縫い上げる。そうした過程に触れることは、ものを長く使い続けるという選択肢を日常の中で意識するきっかけになる。広告という一時的な存在の先にある循環のかたちに関心がある人は、NewMakeやアークテリクスの今後の取り組みにも注目しておきたい。
アークテリクス 池袋東武ブランドストア特別イベント
開催日:2026年9月5日(土)・6日(日)
会場:アークテリクス 池袋東武ブランドストア
内容:GORE-TEX素材を活用したスタッフサック制作ワークショップ
主催:アメアスポーツジャパン株式会社 アークテリクス
企画・運営:NewMake(株式会社STORY&Co.)
ミシン協力:ブラザー販売株式会社
公式サイト
https://storyandco.co/service/new-make