役目を終えたグランピングテントが、来場者とPRAN氏の手で一枚の絵になる
千葉県香取市の橘ふれあい公園で、2026年11月7日(土)に「たちばなパークフェス2026」が開催される。今回の目玉は、グラフィティアーティスト・PRAN氏を迎えた参加型アートワークショップだ。キャンバスとして使われるのは、市内の農園リゾート「THE FARM」のグランピングで使われ、役目を終えた大型テントである。廃棄されるはずだった素材が、来場者の手によって新たな作品へと生まれ変わる。
PRAN氏は神奈川県出身のグラフィティアーティスト・壁画家で、2017年に初個展を開催して以降、音楽アーティストのビジュアル制作など幅広い分野で活動してきた。昨年は香取市のアートプロジェクト「Katori Art Project」にも参画し、市内の古着屋のシャッターに壁画を手掛けている。
ワークショップでは、まずPRAN氏が廃テントにアウトラインを描き、そこへ来場者が自由に色を重ねていく。最後に再びPRAN氏が手を加えて一つの作品として仕上げる、という三段階の制作プロセスが組まれている。開催時間は10時から16時までで、参加費は無料、年齢制限も設けられていない。
完成した作品はフェス当日のフォトスポットになるだけでなく、イベント終了後も公園内の体験棟「テラス・サンサン」に展示される予定だ。宿泊施設の設備としての役目を終えたテントが、イベントの舞台装置を経て、公園に残り続けるアート作品へと姿を変える。アップサイクルという考え方を説明として学ぶのではなく、実際に色を塗る体験を通じて感じてもらうことを狙った企画である。
たちばなパークフェスでは、アート以外にも多彩なコンテンツが用意されている。千葉県PRマスコット「チーバくん」のふわふわドームや、水辺を使った水上BIGローラー、段ボールでつくられた巨大迷路、普段は乗る機会のないショベルカーの乗車体験など、子どもが自分の手や身体を動かして楽しめる企画が並ぶ。日本航空による次世代育成プログラム「JAL空育®」の折り紙ヒコーキ教室や、スケートボードの体験・コンテストも行われる。
音楽の面では、アコースティックライブにbirdとun(遠山無門×叶ありさ)が出演し、4組のDJもステージを彩る。さらに今年は愛犬と楽しめるコンテンツも拡充し、ドッグランの設置に加え、犬と一緒に乗船できるカヤック体験も用意されている。キッチンカーやマルシェも出店し、食や買い物も含めて一日を過ごせる構成になっている。
主催する香取市は、今回のフェスを「公園で、まだ知らない香取に出会う」機会として位置づけている。音楽、アート、遊び、愛犬との時間など、訪れるきっかけは人それぞれでよい。廃材から生まれるアート作品に立ち会う体験を通じて、地域の魅力に触れたい人は、11月7日の橘ふれあい公園に足を運んでみてはいかがだろう。
たちばなパークフェス 2026
日時:2026年11月7日(土) 10:00〜16:00
雨天時:小雨決行・荒天中止
会場:橘ふれあい公園(千葉県香取市仁良)
主催:香取市
運営:株式会社橘ふれあい倶楽部
入場料:無料(一部有料コンテンツあり)
公式サイト
https://tachibanapfes.com