一度限りのはずの万博体験が、常設施設として横浜に根を下ろす
大阪・関西万博で多くの来場者を魅了したパビリオン「null²(ヌルヌル)」が、会期限定という枠を越え、常設のミュージアムシアターとして横浜に生まれ変わる。2026年10月14日(水)、横浜ランドマークタワー・ランドマークプラザ5階に開業する「null²ⁿ(ヌルヌルネクサス)」がそれだ。運営は株式会社サステナブルパビリオン2025で、開業まで残り1ヶ月を切った。
大阪・関西万博が閉幕したのは2025年10月13日。その翌日にあたる日を待って開業日を設定した点に、万博での体験を一過性のもので終わらせず、継続する場として受け継ぐ狙いが読み取れる。
「null²ⁿ」は、2つのLEDシアターを含む5つのエリアを巡りながら、光と鏡、デジタルと身体が溶け合う没入体験を全身で味わえる施設である。プロデュースを手がけるのは、筑波大学教授でデジタルネイチャー開発研究センター長を務める落合陽一氏。2025年日本国際博覧会ではテーマ事業プロデューサーも務めた人物であり、万博会場で提示した思想を、恒久的な空間として横浜に据え直した形になる。
名称に含まれる「ⁿ」はnexus(結節点)を意味し、人・体験・場所をつなぐという意図が込められている。
非公開のまま人気を集めたピンバッジ、ついにその姿を初公開
開業に先立ち関心を集めていたのが、「null²ⁿ」のオリジナルピンバッジ付きチケットである。デザインを一切公開しないまま販売が始まったにもかかわらず多くの購入があったといい、「万博で買ったピンバッジと並べたい」といった声も寄せられていたという。そのデザインが、開業を1ヶ月後に控えたこのタイミングでついに公開された。
ピンバッジは、「null²」「null²ⁿ」「null⁴(テトラヌル)」という3つのロゴを一列に連ねた3連仕様である。姿を変えながら思想と記憶を受け継いでいく“転生”というテーマを、一つの形に凝縮した意匠だ。ブラックとシルバーを基調としたメタル素材の光沢と、見る角度によって表情を変える流動的なロゴが、記憶が姿を変えて続いていく物語を視覚的に表現している。
ピンバッジは、オリジナルピンバッジ付きチケットの購入者に手渡されるほか、すでに通常チケットを購入済みの人向けに、後からピンバッジを追加できるアップグレード方法も用意されている。かつて万博会場で「null²」に触れた人も、初めて「null」の世界と出会う人も、10月14日の開業に向けて、このピンバッジを手がかりに開業までの日々を楽しみに過ごせそうだ。
null²ⁿ(ヌルヌルネクサス)
開業日:2026年10月14日(水)
場所:横浜ランドマークタワー・ランドマークプラザ5階
運営:株式会社サステナブルパビリオン2025
プロデュース:落合陽一
公式サイト
https://null2.nexus