山之内すずが実感した、焼酎・泡盛と肴の自由な組み合わせ
焼酎や泡盛を飲むとき、「この料理に合わせなければ」という正解を探してしまう人は多いのではないか。10月30日に都内で開催された「本格焼酎&泡盛の日2026 ~躍動する日本の酒~」は、そうした思い込みを軽やかに覆すイベントとなった。
本イベントは、株式会社ジャパンエフエムネットワーク(JFNC)と、全国約1,600の酒類メーカーが加盟する日本酒造組合中央会が、11月1日の「本格焼酎&泡盛の日」を記念して実施したもの。「知る」「味わう」「楽しむ」の3部構成で進行し、事前抽選に当選した50名が参加した。
第2部の「味わう」には、Z世代を代表するタレント・山之内すずさんと、フランス料理と日本の食文化の双方に精通する料理研究家・土井光さんが登壇。土井さんが考案したおつまみと本格焼酎・泡盛のペアリングを、3品にわたって体験した。
1品目は麦焼酎のソーダ割りと味噌レバーパテの組み合わせ。山之内さんは「レバーパテの濃厚な味わいが麦焼酎のすっきりした飲み口とよく合いますね」と口にした。2品目は紅芋を使った芋焼酎とチーズオムレツで、土井さんがフランス・サヴォア地方の芋とチーズの組み合わせからヒントを得て考案したという。山之内さんは「香りでいうとチーズと芋焼酎は強いもの同士だと思うんですけど、お互いの良さを引き立てあってる」と驚きを見せた。3品目は泡盛のさんぴん茶割りと、泡盛で煮込んだ豚の角煮。さんぴん茶の爽やかさと角煮の甘さが合わさり、山之内さんは「口の中が幸せです」と笑顔を見せた。
進化し続ける焼酎の飲み方——ホットカクテルという新しい選択
続く第3部の「楽しむ」では、山之内さんと、日本酒造組合中央会主催「第8回 本格焼酎&泡盛カクテルコンペティション」優勝者のバーテンダー・吉澤翔太さんが登壇した。吉澤さんが披露したのは、黒糖焼酎にリンゴジュースとバターを合わせたオリジナルのホットカクテルである。
お湯割りとは異なる飲み方に触れた山之内さんは、「バターのコク、リンゴの爽やかな甘さの奥にちゃんと焼酎がいます」と驚きを隠さなかった。焼酎・泡盛は、ロックやソーダ割りだけでなく、カクテルという形でも新しい表情を見せる酒であることが示された一幕だった。
イベントの第1部「知る」では、三和酒類株式会社代表取締役社長の西和紀さんと、霧島酒造株式会社代表取締役社長の江夏邦威さんが登壇し、両社の歴史や原料・製法が生む味わいの違いについて語った。市場や消費者との接点、これからの届け方を巡るクロストークでは、カクテルをはじめとしたジャンルの垣根を越えた取り組みによって、本格焼酎というカルチャーを世界へ広げていきたいという展望が示された。
11月1日の「本格焼酎&泡盛の日」は、その年に仕込んだ新酒を味わえる時期に合わせて制定された記念日である。2024年には日本酒・焼酎・泡盛など麹を使った「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録され、国内外からその価値が見直されている。
ペアリングに決まった正解はないと知った山之内さんは「お家に帰って試したい組み合わせをたくさん知ることができて、とても勉強になりました」と振り返った。自分の好きな食事に焼酎や泡盛を合わせてみるという気軽な一歩から、その奥深さに触れてみたい。
本格焼酎&泡盛の日2026 ~躍動する日本の酒~
開催日:2026年10月30日(金)
会場:東京都内某所
参加者:事前抽選当選50名
構成:「知る」「味わう」「楽しむ」の3部制
主催:株式会社ジャパンエフエムネットワーク、日本酒造組合中央会
本格焼酎&泡盛の日2026 ~躍動する日本の酒~
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