太古の石から生まれた椅子「Kamaboco」、MALTOWAのラグと響き合う
島根県安来市のセレクトショップ「CHITEN SHOP」で、2026年10月3日(土)、椅子「Kamaboco」の特別展示が開催される。素材となっているのは、約2億5,000万年前に形成されたとされる隠岐片麻岩だ。日本列島が今の姿になる以前の地質的な記憶を宿す石が、現代の家具として姿を変える様子を、実際に見て触れられる機会である。
「Kamaboco」を手がけたのは、自然素材と建築的な技術を用いてプロダクトを制作する「EPA CHAIR DESIGN OFFICE / EPA MINORU」である。名前の由来は日本の食文化である蒲鉾で、その半円形の形状と板材から着想を得て、半円形の座面と板状の構造を組み合わせている。ビスなどの金具を使わず、建築の「継手」の考え方を取り入れ、部材同士の噛み合わせと自重だけで構成されている点も特徴だ。
今回はこの椅子に、MALTOWA(太田卓志)が手がけるラグを組み合わせたコラボレーション作品も展示される。ニュージーランドウールを用い、職人が一枚ずつ手作業で仕立てるラグは、異なる糸を組み合わせることで平面的な図柄に立体感や素材感を生み出す。石という硬質な素材と、羊毛という柔らかな素材、太古の時間と現代の手仕事が、ひとつの空間の中で出会う展示である。
音楽と食、ものとの出会いを楽しむ「チルビエント」も同時開催
展示に合わせて、DJによる音楽とともに飲食や物販を楽しめるイベント「チルビエント」も同日開催される。「Play for chill out & ambient music」をテーマに、ゆったりとした音楽が流れる空間で、焼き菓子やコーヒー、ナチュラルワイン、ビールなどを楽しめるほか、レコードや古道具、民藝品の販売も行われる。
開催日時は2026年10月3日(土)13:00〜18:00、会場はCHITEN SHOP(東建物 蔵 中庭、島根県安来市西赤江町613-1)である。入場は無料だが、来場の際は飲食物を1品以上注文する必要があり、飲食物の持ち込みはできない。
椅子とラグという二つの作品をきっかけに、素材や時間、手仕事について考える時間を過ごせる展示である。週末の予定に迷っている人は、音楽と食、ものとの出会いも兼ねて、安来まで足を運んでみてはいかがだろう。
チルビエント × EPA CHAIR DESIGN OFFICE
(チルビエント:Play for chill out & ambient music)
(特別展示:Kamaboco 隠岐片麻岩 隠岐石 二億五千年前の日本の地層より)
日時:2026年10月3日(土) 13:00〜18:00
会場:CHITEN SHOP(東建物 蔵 中庭)
住所:島根県安来市西赤江町613-1
入場料:無料(来場時は飲食物を1品以上要注文)
出展作家:EPA CHAIR DESIGN OFFICE / EPA MINORU、MALTOWA(太田卓志)
DJ:アサイシンジ、CALMS、omameshi、WEENEEW、LL、MOKO
公式サイト
https://chitenshop.site