日本文化の思想を取り入れた四足ロボットで、人とロボットの新たな関係性を探究
京都橘大学と株式会社KiQは、人とロボットが共生する未来社会に向けた共同研究プロジェクトを開始した。身体性やインタラクション、空間体験を横断的に探究する取り組みであり、その第一弾として四足ロボットを活用した研究プロトタイプ 「AUN dog」 を共同開発した。
KiQはコンセプト設計やクリエイティブディレクション、空間体験設計を担当し、京都橘大学はロボティクス分野の研究知見や技術検討を担う。さらに、折りたたみ電動バイク 「tatamo!」 などを手がけるICOMAもコンセプト共創に参加している。
「AUN dog」 は、日本文化に古くから受け継がれる 「阿吽」 と 「狛犬」 の思想を、現代のロボティクスと体験デザインによって再解釈した作品である。2体の四足ロボットは互いの存在や周囲の環境、人との距離や間合いを感じ取りながら、一つの呼吸を共有するかのように振る舞う。単なる展示物ではなく、人とロボットが空間の中で関係性を築く存在として設計されている点が特徴だ。
研究には、音声AIやロボット社会実装を専門とする京都橘大学工学部ロボティクス学科の倉田宜典教授と、ヒューマンロボットインタラクションを専門とする兼古哲也助教が参画。工学と体験デザインを融合し、人とロボットの新たな関係性の実現を目指す。
共同研究の成果となる 「AUN dog」 は、2026年7月18日(土)から7月26日(日)まで東京・表参道のtHE GALLERY OMOTESANDOで開催される、KiQ CEOでアーティストの菊地あかね氏による初個展 「いのちの所作」 で初公開されている。
プロジェクトでは、人がロボットを単なる便利な機械として利用するのではなく、空間の中で共に存在し、関係を築くパートナーとして捉える未来像を描く。今後は教育やミュージアム、公共空間、ホスピタリティ、医療・福祉など幅広い分野での社会実装も視野に研究を進めていくという。
また、本日7月19日(日)には、京都橘大学の倉田宜典教授と菊地あかね氏によるギャラリートーク 「SHOSA Sessions」 も開催され、「AI時代に、人間らしさとは何か」 をテーマに議論が行われる予定だ。
菊地あかね「いのちの所作」Produced by KiQ
会期:2026年7月18日(土)~7月26日(日) ※月・火休館
時間:12:00~19:00
会場:tHE GALLERY OMOTESANDO(東京都渋谷区神宮前5-16-13)
入場料:無料
主催:株式会社KiQ
ギャラリートーク
日時:2026年7月19日(日) 15:00~16:30
テーマ:「AI時代に、人間らしさとは何か」
公式サイト
https://kiq.ne.jp