伝統工芸と映像演出が重なる「夜にひらく、光の千年」という体験
岐阜城がそびえる金華山の麓に広がる岐阜公園と、岐阜大仏を祀る正法寺の境内に、岐阜和傘と岐阜提灯の灯り、プロジェクションマッピング、そして初めての雲海演出が重なり合う夜が訪れる。株式会社一旗がプロデュースする「ぎふ灯り物語 2027」が、2027年1月30日(土)から2月28日(日)まで岐阜市で開催される。伝統工芸と最新の映像技術、自然現象を模した演出が一体となることで、よくある夜間ライトアップとは一線を画す体験が生まれている。
会場となる岐阜公園では、「滝のある大庭園&三重塔」「千畳敷」「千畳敷下」「冠木門〜階段」など、エリアごとに異なる光の演出が展開される。隣接する正法寺では「日本三大仏」の一つとされる岐阜大仏がライトアップされ、歴史ある仏像が夜の光の中で普段とは違う表情を見せる。
見どころの一つは、織田信長公の屋敷があったとされる「信長公居館跡」の庭園の岩壁に投影されるプロジェクションマッピングだ。長良川の鵜飼や清流、屏風絵など岐阜市ゆかりの伝統文化をモチーフにした映像が、歴史的な場所そのものをスクリーンに変える。さらに今回は「ぎふ灯り物語」として初めて雲海の演出が加わり、幻想的な夜の空気をより一層際立たせる。
岐阜和傘と提灯の光から読み解く、一旗が手がける文化観光DXの先端
プロデュースを手がける株式会社一旗は、2019年設立のデジタルクリエイティブカンパニーである。名古屋・東京・大阪・ミラノを拠点に、国内外でこれまで80件以上のプロジェクションマッピングやイマーシブアートミュージアムのプロデュース・総合演出を手掛けてきた。「国宝 松本城天守 プロジェクションマッピング」や「動き出す浮世絵展」、江戸城外濠でのプロジェクションマッピングなど、歴史的建造物や伝統文化とデジタル技術を組み合わせる手法を得意とし、文化観光のDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいる企業だ。
「ぎふ灯り物語 2027」も、その延長線上にある企画だ。国の伝統的工芸品である岐阜和傘と岐阜提灯という手仕事の光、プロジェクションマッピングという映像の光、そして雲海という自然現象を模した光を重ね合わせることで、歴史ある土地の記憶を多層的に照らし出す試みになっている。
会期中は、岐阜公園に隣接する「岐阜城楽市」の一部店舗が夜間特別営業を行い、長良川温泉の5施設では期間限定の日帰り入浴も楽しめる。灯りを眺めるだけでなく、岐阜ならではの食や温泉まで一続きの夜として過ごせる点も見逃せない。チケット料金は平日・休日や前売・当日で異なり、大人は1,100円から1,400円程度となる(販売方法の詳細は後日公式サイトで案内される予定)。伝統工芸と最新技術、自然現象を模した演出が織り合わさる岐阜の冬の夜を、会期中に一度訪れてみてはいかがだろう。
ぎふ灯り物語 2027
会期:2027年1月30日(土)〜2月28日(日) 17:30〜21:00(最終入場20:30)
会場:岐阜公園(岐阜市大宮町1)・正法寺(岐阜市大仏町8)
アクセス:JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バス「長良橋方面行き」または「市内ループ線左回り」で約15分、「岐阜公園・岐阜城」バス停下車すぐ
料金(平日):前売1,100円/当日1,200円(大人)、前売800円/当日900円(中高生)、小学生以下・障がい者等無料
料金(休日):前売1,300円/当日1,400円(大人)、前売1,000円/当日1,100円(中高生)、小学生以下・障がい者等無料
チケット販売:前売:2026年11月1日(日)10:00〜2027年1月29日(金)23:59、当日:2027年1月30日(土)0:00〜2月28日(日)20:30(販売方法の詳細は後日公開)
主催:GIFUナイトビュー事業実行委員会
プロデュース・制作:株式会社一旗
公式サイト
https://gifulightstory.com/