LIFE STYLE | 2026/11/01

予約するのは 「日付」 じゃなく 「人数」。宿泊日があとから届く、逆転の予約体験

琵琶湖畔1日2組のヴィラ「ENINARU」が、宿泊日を後日通知する新予約を開始

FINDERS編集部

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人数と連絡先だけで申し込み、宿泊日はあとからENINARUより届く

気になる宿を見つけても、「いつ行くか」を決められないまま時間だけが過ぎていく人は少なくないはずだ。滋賀県大津市南比良の琵琶湖畔に立つ1日2組限定のプライベートヴィラ「ENINARU(エニナル)」は、2026年10月27日、申し込み時に決めるのは人数と連絡先だけで、宿泊日の候補はあとからENINARU側から届くという新しい予約受付「ある日、ENINARU」を始めた。

仕組みは、宿泊業界で一般的な「空室カレンダーから客が日付を選ぶ」予約の順番を逆にしたものだ。申し込み後、1〜2か月先の月曜から木曜までの平日の中から候補日が3日分届き、48時間以内にその中から1日を選ぶ。混雑する週末ではなく、人の少ない平日に静かな湖と向き合える日程が用意される点も特徴で、料金は公式サイトからの通常予約(クーポン利用時を含む)より抑えた金額が候補日とあわせて知らされる。

予約の順番を、逆にしました
ある日届く、候補日のお知らせ(見本)

申し込みはENINARU公式Instagram(@eninaru_minamihira)のDMのみで受け付け、名前・人数(4名まで)・連絡先を送ると手続きが始まる。毎月案内できる組数には限りがあり、希望が重なった場合は抽選になるという。宿泊日が決まったあとは24時間以内にプレチェックインと支払いを済ませれば予約が確定し、部屋や設備、接客は通常の予約とまったく同じ内容が提供される。

日程を自分ではなかなか決められない人や、連れていく相手へちょっとした驚きを残したい人には向いている仕組みだ。一方で、特定の日に必ず泊まりたいという使い方には向かない点も、申し込み前に押さえておきたい。

有休取得率は過去最高でも動けない人へ、宿が担う「決める」役割

厚生労働省の「令和7年就労条件総合調査」によれば、2024年の年次有給休暇取得率は66.9%で、1984年の調査開始以来もっとも高い数字だったという。休みは取りやすくなっても、気になる宿を見つけたまま「いつ行くか」を決めるきっかけがなく、予定が「いつか」のまま止まってしまう人は多い。

ENINARUは、2026年6月の開業時から「予定に余白をつくる」をテーマに掲げ、部屋に時計やガイドマップを置かず、何をするかを決めずに過ごす時間を提案してきた宿である。「ある日、ENINARU」は、その余白をつくる手前にある、もっとも大変な「日程を合わせる」という作業そのものを、宿の側から届けようとする試みだ。

ENINARU責任者の片岡大樹は、「ENINARUは、何もしない時間を過ごしていただくための宿です。けれど、その時間をつくるには、まず『日程を合わせる』という、いちばん大変な予定を立てていただく必要がありました。それなら、余白の入り口まで私たちが届けられないかと考えました。その日は、何も決めずにお越しください」と話す。

休みは取れても泊まる日を決められず、行きたい宿が「いつか」のままになっている人にとって、日程という最初のハードルを宿側から差し出してくれるこの仕組みは、重い腰を上げるきっかけになりうる。琵琶湖を前に何も決めずに過ごす時間に関心がある人は、ENINARU公式Instagramをのぞいてみてはいかがだろう。


ある日、ENINARU
内容:宿泊日の候補があとからENINARUより届く新しい予約方式
対象施設:ENINARU(滋賀県大津市南比良、1日2組限定プライベートヴィラ)
受付開始:2026年10月27日(火)
候補日:申し込みから1〜2か月後の月曜〜木曜(土日・祝前日を除く)
利用人数:1組4名まで
料金:通常予約より抑えた金額(候補日と合わせて通知)
申し込み方法:ENINARU公式Instagram(@eninaru_minamihira)のDM
運営:株式会社タナカヤ

公式サイト
https://eni-naru.com/