横浜郵船ビルの記憶を継ぐ、世界の港をテーマにした客室デザイン
ホテルの一室に泊まるだけで、かつて横浜港とつながっていた世界の港町を巡るような気分に浸れる。そんな体験を設計したのが、2027年1月30日(土)に神奈川県横浜市中区で開業する「ザ マリタイムホテル 横浜ベイ(THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY)」だ。運営する株式会社Plan・Do・See(本社・東京都港区)は、2026年10月26日(月)、開業に先駆けて宿泊予約の受付を開始した。
ホテルが受け継ぐのは、1936年に竣工した日本郵船横浜支店ビル、通称「横浜郵船ビル」である。「横浜最後の古典主義建築」として知られる歴史的建造物を生かし、全50室のプライベートホテルへと転換した。みなとみらい線「馬車道駅」6番出口から徒歩2分、赤レンガ倉庫やみなとみらいにも近い立地にある。
本ホテルは、Plan・Do・Seeが運営する個性的なホテル群を束ねる統一ブランド「PDS HOTELS」の新たな1軒となる。青山の「THE AOYAMA GRAND HOTEL」や京都の「ザ ソウドウ 東山 京都」など、土地の歴史や建築の個性を生かした空間づくりを特徴とするブランドの思想を、横浜の港町という文脈で体現する試みといえる。
トータルディレクションを手がけたのは、株式会社Whighender代表取締役でアーティスティックディレクターのhideya氏だ。客室は、かつて日本郵船の航路で結ばれていたベンガル、アレクサンドリア、マルセイユ、ボストン、広東など、世界の港町をテーマに一室ごとに異なる物語を纏う。意匠をそのまま引用するのではなく、色彩や素材、織りの重なりから土地の空気を再構成しているのが特徴だ。有田焼の天板を用いたテーブルや、世界各地から選んだファブリックを纏うチェアなど、日本の職人技と海外の素材を組み合わせた家具も見どころである。
横浜にいながら遠い港町へ旅するような時間を過ごせる仕掛けは、観光地を巡る旅とは異なる、ホテルの中で完結する体験価値を提示している。
「革命-揺るぎない美しさ-」をコンセプトにアーティスト/デザイナーとして、五感に触れるあらゆるものを創造し続ける。1985年生まれ。 10代に単身ニューヨークに渡りアーティストとして活動。エンターテイメントの分野での才覚を開花する。帰国後は空間設計、プロダクトデザイン、舞台演出、映像クリエイションなどの分野で活躍。独自の感性で描かれる映画の1シーンのような神秘的かつ生命力溢れる作品は圧巻。
世界中の名だたるブランドのアートディレクションからイベント制作において、全体を通したブランディングを構築。クライアントには企業のみならず世界中の社交人の多くがリストに並ぶ。
https://whighender.com/about/
国内ホテル初のNike Strengthジムと、港町を感じるダイニングが支える滞在
ホテルステイの自由度を支えるのが、館内に点在する充実した設備だ。エントランスロビーに隣接するゲストラウンジは、創業当時の天井意匠を見上げる高い天井が特徴で、軽食やドリンクを片手に船旅のサロンのような時間を過ごせる。利用はラウンジ付きプランの宿泊者限定で、営業時間は11:00〜22:00である。
フィットネスジムには、国内のホテルとして初めて「Nike Strength」のトレーニング機器を導入した。床材には、シューズ製造時の余剰素材を再利用したナイキのサステナブル素材「Nike Grind」を採用している。ランニングマシンは置かず、横浜の街並みを走るランニングコースを案内する方針で、スポーツウェアとシューズは無料で借りられるため手ぶらで利用できる。24時間利用可能で、宿泊者であれば旅先でも日常のトレーニング習慣を続けられる。
オールデイダイニング「Restaurant Deck(レストラン デック)」は、イタリアンを軸にスパニッシュや世界の港町のエッセンスを取り入れた料理を、朝から夜まで時間帯ごとのスタイルで提供する。オープンキッチンを備え、朝食のビュッフェから午後のカフェタイム、夜のコースディナーまで一日を通じて利用でき、宿泊者以外にも開放されている。隣接するバーは東西の酒文化が交わる場として設計され、ウイスキーやクラフトジンなどを揃える。レストランの予約は12月頃に開始する予定だ。
客室では、インルームスパでのアロマトリートメントやターンダウンサービス、Tivoli Audioのスピーカー、モルトンブラウンのバスアメニティなどが用意され、宿泊者専用のレンタルバイクでみなとみらいや山手を巡ることもできる。横浜の港の記憶を纏った部屋で過ごす時間そのものが目的になるホテルとして、出張や休日の滞在先を探すビジネスパーソンにとっても、次の横浜訪問の候補に加えておきたい一軒である。
ザ マリタイムホテル 横浜ベイ(THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY)
宿泊予約受付開始日:2026年10月26日(月)
開業日:2027年1月30日(土)
所在地:〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通3丁目9番1号
アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」6番出口より徒歩2分
建物:横浜郵船ビル(1936年竣工)
客室数:全50室
主な施設:レストラン、バー、ラウンジ、フィットネスジム、バンケット、チャペル
料金:1室44,000円〜(税・サービス料込)
運営:株式会社Plan・Do・See
公式サイト
https://maritimehotel.jp/