BUSINESS | 2026/10/19

耳を澄ませば、世界は鳴っている。
時を刻む企業と音を奏でる企業が見つけた 「リズム」 の正体

時計のシチズンと楽器のヤマハ、共同研究のデザイン展を世田谷・池尻で開催

FINDERS編集部

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時を刻む企業と音を奏でる企業が、効率を離れて見つけた「リズム」という原点

腕時計と楽器、まったく異なる分野で「時」と「音」を追求してきた企業が、効率や精度という本来の目的からいったん離れ、同じ問いに挑んだ。シチズン時計とヤマハは、2026年10月30日(金)から11月8日(日)まで、両社合同のデザイン展「FIND RHYTHM」を東京・世田谷区の池尻で開催する。日本最大級とされるデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2026」への参加企画である。

両社のインハウスデザイン部門は、2024年から異業種間の交流を続けてきた。時を刻む腕時計と、音を奏でる楽器という異なる製品を手がけるなかで見出した共通の価値観が、今回のテーマ「FIND RHYTHM」である。星の瞬き、潮の満ち引き、鈴虫の声、心臓の鼓動など、この世界にはさまざまな周期が存在している。普段は見落としがちなそれらのリズムにふと気づいた時、人は自分の原体験や記憶と結びついた感覚を覚える。そうした発見を形にした研究試作品が会場に並び、ヤマハは「Swing Strings」「Metronome Bouncer」「Paper Cup Horse」など5作品を、シチズンは「Kuru・Guru・Byun」「Cocoro Rhythm」など5作品を出展する。

シチズン時計デザイン部部長の井上英樹氏は「身近にある時と音の魅力を、リズムを通じて感じていただければ幸いです」と語る。ヤマハデザイン研究所所長の川田学氏も「機能や精度という目的からいったん離れ、現象そのものに潜んでいた楽しさや心地よさにあらためて思いを馳せた」とコメントしている。

デザイナー本人が解説するギャラリーツアー、会期中はもう一つの出展にも注目

会場となるのは、HOME/WORK VILLAGE 2階スペースとMIDORI.so Ikejiriギャラリー(東京都世田谷区池尻2-4-5)で、入場料は無料、事前登録も不要である。開館時間は12:00〜18:00だが、金・土・日・祝日は11:00〜21:00(最終日は18:00終了)となるため、訪れる際は曜日ごとの時間差に注意したい。10月30日(金)・31日(土)の両日13:00〜17:00には、シチズンとヤマハ両社の参加デザイナーが直接作品を解説するギャラリーツアーも行われる(当日現地受付、事前予約不要)。

会期中、ヤマハデザイン研究所は「DESIGNART TOKYO 2026」の別企画であるデザイン展「Industrial Romanticism 2」(六本木・AXIS Gallery)にも出展し、プロトタイプ「木箱のピアノ」を初公開する。今年10年目を迎える「DESIGNART TOKYO 2026」は、銀座・六本木・外苑前・渋谷・池尻など都内約70会場で、テーマ「Hibiki」のもと多彩な作品を展開する。

効率や機能を競い合う製品づくりの裏側で、デザイナーたちが見つけた素朴な発見に触れられるのは、この会期だけの体験である。東京の街を歩きながらものづくりの原点を覗いてみたい人は、池尻の会場に足を運んでみてはいかがだろう。

ヤマハ 出展作品
シチズン時計 出展作品

シチズン×ヤマハ デザイン展「FIND RHYTHM」
日時:2026年10月30日(金)〜11月8日(日) 12:00〜18:00(金・土・日・祝日は11:00〜21:00、最終日は18:00終了)
会場:HOME/WORK VILLAGE 2階スペース+MIDORI.so Ikejiriギャラリー(東京都世田谷区池尻2-4-5)
入場料:無料(事前登録不要)
主催:シチズン時計株式会社 デザイン部、ヤマハ株式会社 デザイン研究所
協力:株式会社HIROBA
ギャラリーツアー:10月30日(金)・31日(土) 両日13:00〜17:00(当日現地受付・事前予約不要)
参加企画:DESIGNART TOKYO 2026(2026年10月30日(金)〜11月8日(日)、東京都内約70会場)

DESIGNARTイベントページ
https://www.designart.jp/designarttokyo2026/exhibitions/13758/

公式サイト
https://www.yamaha.com/ja/tech-design/design/exhibitions/find-rhythm/